仕事紹介

“試作という“未知への挑戦”を極めていきたい。

量産ではない、試作だからこそのやりがい。

私は経済学部卒の文系ですが、トピアを選んだのはモノづくりがやりたかったから。昔から手先を動かすのが大好きで、子供の頃には模型を作ったり、ミニカーを走らせたりして遊んでいたほどです。『文系だから技術職は難しいかも…』といった不安もなく、自分のやりたいことをやろうと思っていました。板金プレスとは、金型に金属の板を乗せて成形していく仕事です。簡単そうに思えるかもしれませんが、試作は量産品のようにラインに従って作業していれば完成する、というものではありません。プレス機に型をセットし、調整を行って、力を徐々に加えて絞っていきます。手のひらサイズのものから数メートルのものまで 様々。ハイテン材など高硬度の素材は時間が経つと形が元に戻ってしまったり、割れてしまうため、細心の注意を払わなくてはなりません。2~6個もの複数の型を使い分けて、型と板の間にウレタンを挟んで微調整しながら作っていく。ときには、自分で型自体を削ったり、表面のシワをハンマーで叩いて修正することもあり、職人技が求められる仕事なのです。

どれだけやっても終わりはない。より高いレベルを目指して。

さらに板金プレスでは、より効率的な加工方法を一人ひとりが考えて、設計部門にフィードバックするミッションも担っています。上記でお伝えした通り、加工には時間と手間暇を要するため、1日の生産数は1~20個が限界です。例えば、2つの型を使う加工を1つの型でできるようになれば、効率は大幅にアップし、生産数も増えるはず。日々の仕事に取り組む中で、そのヒントとなる小さなアイデアを図面に細かく書き込み、それを設計部門と共有して新しい型の設計に活かしています。試作は未知への挑戦であり、10年20年と腕を磨いたベテラン技術者でも、それを完成させる確証は一切ありません。つまり、自分自身の技術と工夫、センス次第で、どんな不可能をも可能にできる。「僕は文系だから…」といった言い訳も通用せず、文理によるアドバンテージやハンディもない世界。だから、こんなに夢中になれるんだと思います。

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